アレルギー性鼻炎の手術

鼻づまりアレルギー性鼻炎は、ハウスダストや花粉などが原因(アレルゲン)で起こる鼻アレルギーです。薬物治療が有効ですが、ハウスダストが原因の場合には症状が一年中あるので薬物治療が長期に必要となります。そのような場合に、手術的な治療で薬の使用量を少なくしたり使用期間を減じる事ができます。ただし、アレルギー体質自体を変えることはできません。アレルギー性鼻炎の手術を行う目的としては、鼻の粘膜をアレルギー反応が起こりにくい粘膜に変える、もしくはアレルギー反応に対して鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの症状が起こりにくい粘膜に変える事です。

アレルギー性鼻炎の手術

個々の患者様にどの手術が最適かは以下のような様々な要因を考慮してご相談します。
・年齢 ・症状 ・アレルギー炎症の程度 ・薬物療法の効果の程度 ・アレルギー性鼻炎の原因物質 その他

下甲介粘膜焼灼術(かびこうかいねんまくしょうしゃくじゅつ)

アレルギー性炎症を生じている粘膜下組織を電気的(ラジオ波)に焼灼します。これは粘膜下組織を焦がす事でハウスダストや花粉で生じるアレルギー反応を減少します。
手術時間は局所麻酔の時間を含め20~30分です。
鼻粘膜にとっては“やけど”となるので、2週間程度は鼻粘膜が腫れ鼻閉が強くなることがあります。
術後は鼻閉が減少し薬の使用量を減らせます。薬が不要になる方もいます。効果の持続は個人差がありますが2~3年とされています。

粘膜下下鼻甲介骨切除術

下鼻甲介粘膜焼灼術で効果が不十分な場合や、下鼻甲介の腫れが下鼻甲介骨の腫大が原因の場合などに適応となります。多くの場合には、鼻閉改善効果の高い鼻中隔弯曲矯正術と一緒に行います。

後鼻神経切断術

アレルギー性鼻炎の鼻水やくしゃみを生じさせている後鼻神経を鼻腔で切断する手術です。通常は粘膜下下鼻甲介骨切除術と併用して行います。

当院の手術の特徴

  • 手術はすべて局所麻酔による日帰り手術です。
  • 手術はもちろんですが、術前の診療や手術の説明、術後の診療・処置はすべて院長が責任を持って担当します。
  • 術後の苦痛の原因となる鼻内挿入ガーゼを早期に抜去して、術後の辛さの期間を短くします。
  • 局所麻酔なので多少の痛みが時々ありますが、手術中に痛みのために苦痛を訴える患者様はほとんどいらっしゃいません。

下甲介粘膜焼灼術(かびこうかいねんまくしょうしゃくじゅつ)

火曜日又は金曜日に外来で行っております。特に術前検査等はありません。

粘膜下下鼻甲介骨切除術・後鼻神経切断術

術前検査

CT検査、採血検査、心電図検査などを行います。

手術の説明

外来診療とは別に時間をとって、手術の適応・内容・合併症の可能性などについてご説明します。

手術当日
  • 朝食は食べずに来院していいただきます。
  • 局所麻酔:麻酔は塗布麻酔から始め麻酔自体の痛みはほとんどありません。この局所麻酔で痛みはほとんどコントロールできます。(多くの患者さんが、「歯科の抜歯よりも痛くなかった」とおっしゃっています。局所麻酔ですので手術中もお話ができます。
  • 手術時間:両側で30分~1時間程度です。
  • 手術後:止血を確認し、すぐに帰宅できます。
  • 帰宅後:術後2時間程度で局所麻酔が切れてきて痛みや多少の出血が始まります。鎮痛薬を服用していただき安静に過ごしていただきます。
手術翌日(術後1日目)

朝に来院していただき、術後の辛さの原因となっている鼻に詰めたガーゼをほとんど抜去します。これにより頭重感などは解消します。その後は自宅で安静に過ごしていただきます。

術後3日目
  • 来院していただき術後の状態をチェックします。鼻内に詰めたガーゼをすべて抜去し、鼻腔洗浄の方法をご説明します。
  • 手術直後ですので鼻閉は継続しますが、肉体労働でなければ仕事は可能です。
術後の通院
  • 翌週は1~2回。その後は、週1回から2週に1回程度です。
  • 鼻内の傷が完全に修復されて鼻粘膜が安定するのには2~3ヶ月を要します。

手術費用

すべての手術は健康保険が適用され、厚生労働省が定めた手術費用は以下になります。
高額療養費制度について(患者様の年収によって一月分の医療費の上限金額が決まっております)
※下記の費用には、麻酔薬、点滴薬、医療材料等の費用は含まれておりません。

下甲介粘膜焼灼術 3割負担 8,730円
粘膜下下鼻甲介骨切除術 3割負担 16,560円

※申し訳ありませんが、当院ではクレジットカードのお支払いをお受けしておりません。現金でのお支払いとなります。

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